未だにトランジット土星とトランジット天王星は絶賛スクエアを形成中です。
水瓶座土星は「改革への制限」、牡牛座天王星は「お金や価値観の改革」。
このちぐはぐなスクエアは、ここ1年のこの真っ暗な世の中を表しているよう。
たまに、スピリチュアル系の人が動画で、「金運が爆上がりする方法!」「月収〇〇〇万円超える方法!」「会員〇〇〇名様突破するための方法」などを発信している方を多数見かけますが、スピリチュアルって精神性を説く考え方なのに、かなり物欲と承認欲求にまみれてますよね。苦笑
本当にスピリチュアルを極めてたら、お金とか年収とか金運とか、気にもならないはずですが。
こういう発信をしている人は大抵似非スピだなって思ってしまいます。
あと、二極化とかね。選民意識強すぎる。。。水瓶座時代と真逆ですわ。
話は戻って、、
現在のトランジット天王星は、実は2021年8月20日から絶賛逆行中でして、今月の1月19日にようやく順行に戻えり、先へと歩を進めます。
約5か月ほど逆行をしていたのですね。
今回の逆行、調べてみると、なかなか興味深かったのです。
まさに経済や消費に焦点を当てた天王星逆行期間だったのです。
そもそも逆行とは何ぞや?と思われるかもしれませんが、私がイメージしているのは、ある地点に来た時に、過去にやり忘れたこと、手直しが必要なことがある場合に起こるもの、として捉えています。
今回は天王星なので、天王星は「改革や変化」。
つまり、「過去に改革や変化を起こし切れていなかったこと、もっと変化を起こすべきところへのさらなる手直し」が入ると捉えられます。
今回逆行していた期間は牡牛座の15度→11度。
この牡牛座の度数は牡牛座の第3グループとされ、「経済活動や消費」に関わる度数となります。
1つの星座は30度で区切られており、それぞれ30個のサビアンシンボルがあるのですが、その中間地点が15度。15度はその星座の力のピークと言われています。
その15度を境にして、15度以降は全く別の方向性へ向かって行くとされています。
今回はまさに天王星がその点に重点を置いた動きをしていました。
2021年8月20日 天王星が逆行を開始した度数は牡牛座15度。
牡牛座15度「マフラーと粋なシルクハットを身につけた男」
この度数は、経済活動、消費活動においてのメリット、デメリットなどの問題点を知り尽くし、あえて挑戦する、という度数です。自分の欲しいものに対してものすごく積極的で、その欲しいものに対して見合う自分になろうとします。
しかし、そこに改革の星、天王星がやって来て逆行を開始。
つまり、天王星的には「それって、本当にあなたが欲しいものですか?もっと大切なものは何ですか?」と確認作業を促されたような感覚。
どの企業も常に、「金、カネ、金!」
「前年と比べて〇〇%売上を上げなくては!」
「新規案件〇〇件獲得!」
「さらなる弊社の成長のためにはもっと意識を高く!!」
「エビデンスが取れる実績データは?!」
「ボーナスが〇〇%下がった」
「就職したい企業ランキングNo.1は??」
常に目の前の社会的ステイタスやランキング、売上などの数字に振り回されまくる企業家たち。
そしてそれに更に振り回される属する下僕たち。。。
いつも目に見える数字のことばかり。それが全てのエビデンスだと主張する。
そしていつも自分の懐とは直接関係のない数字に振り回される。
そこかね?
この不景気の本当に問題点は。
そもそも一人一人が幸せを感じにくくなっているこの世の中。
本当に、目に見える数字だけが全てなのだろうか?
そこが改善できれば幸せになれるのだろうか?
企業だけじゃないよ、個人もそう。
いいね!を沢山もらわなきゃ!
フォロワー〇〇人行かないと立派じゃない!
私の年収は〇〇〇万円!
自分が支持されている証明は全て数字に表れる。そう信じすぎ。
そして2022年1月19日に天王星は牡牛座11度で順行へと切り返します。
サビアンシンボルは牡牛座11度「花に水をやる女」
自分の好きなことに注力することにもう一度目を向けてみる。
豊かさは経済的成功だけではない、なんかを育むことだったり、愛でたりして、自分のエネルギーを注ぐことも立派な豊かさである。
一つのお花を育てることだって、適当にはできないです。適当にやったらすぐに枯れてしまいます。だから丁寧にお花と向き合う。
つまり、自分の好きなことに丁寧にじっくり時間をかけて向き合う。
更に言うと、お花が育つスピードはそのお花次第。自分では育つスピードをコントロールできません。
「明日は5㎜伸びて~、明後日には葉っぱが一つ開いて~」なんて、計画立てられないでしょ?何日に花が開くかなんて、誰もわからないもん。それが自然の摂理。
面白いことに、「データ的には〇〇だから何日後には咲きます!」とか頭ごなしになっていると、逆にお花って咲かないんだよね~。お花も生き物ですから、そんなこと言われたら、咲く気も失せる。(現実世界でこれをやっている人は非常に多い。)
自然の流れに任せつつも、自分の好きなことに自分の時間を投資することほど、贅沢なことはありませんよ。
天王星はこのサビアンに戻って来て、私たちに「お金ではない、自分の豊かな時間の大切さの見直し」を促しております。いつ咲くかの確証は得られていないけど、好きなことにエネルギーを注げるなんて幸せ以外何物でもありません。
急遽、天王星が気になって調べたシンボルでしたが、私自身がそのまんまの天王星逆行期間を過ごしていました。お金に困るのは嫌!って思ってすぐに正社員で就職。精神的にもどんどん暗くなりながら、必死に毎日仕事をしました。契約書外の仕事も文句言わずにこなしました。
しかしワンマン社長の理不尽な決定で不当解雇。
でも、その代わり自分の自由な時間を豊富に獲得することが出来、こうやって毎日星読みをしてブログを更新しています。正直楽しいです。
経済的には不安定と見えるかもしれませんが、気持ちは豊かになったかもしれません。目には見えませんが、星読みの知識に関しても、以前よりも一層豊かになりました。
2022年5月9日は、昨年逆行を開始した牡牛座15度に天王星が戻ってきます。
星読み通りにいけば、昨年の逆行開始の8月20日の頃とは、「豊かさ」の概念に変化が起こっているでしょう。
本当に目に見える数字が全てなのでしょうか?実績とは、本当に正真正銘の綺麗な努力で作った数字なのでしょうか?何かの犠牲によって成り立っている数字ではないでしょうか?
5月末からは、世の中の経済的な面が目に見えて変化が起こりやすいです。
しかし、この15度の分岐点の課題、もう一回起こります。
2022年8月24日に牡牛座19度から逆行開始し、2023年1月23日には再び牡牛座15度へと戻って来て、ここから順行を開始します。お金の価値観がどんどん変わっていくのに対し、まだ古い考え方が足を引っ張るような出来事などが起きそうです。
頭の中が「金!カネ!金!」の人がもがき苦しみそう。
この間の山羊座新月も経済をクローズアップした新月図を示していましたが、天王星の動きを見てみても、2022年は経済面でかなり動きが出そうな年であることには間違いないですね。
早く「お金」や「数字」に縛り付けられたこの世の中から解放されたいものです。
Nao