たまたまYOUTUBEで流れた来た動画を見て、何言ってんだ?この動画….って思ったことがあったので、それを書かせてください。
よくある本要約動画ですね。ある著者の本の断片を切り取って動画にしているもの。
本をわざわざ読む必要がないので、すごく視聴回数稼いでいますが、大して面白いと思ったことは一度もありません。上っ面な情報だ~って感じるからでしょうか。
そもそも私は、本屋に置いてあるビジネス書が、あまり好きではありません。
随分偏った内容が多い印象ですし、ザ・ホワイトカラー視点で物事を分析しているように見えてしまうからです。
私が違和感を感じたのは、会社の9割の社員は要らなくなるという動画でした。
これだけで想像がつくと思うのですが、これからはAI化が進み、ほとんどの仕事はシステマティックになっていくため、人が要らなくなる。
しかし、日本社会は未だに20世紀の企業システムを引き継いだままなので、システム化して一人で出来る仕事に対して、未だに10人も人を使っている。これで生産性が上がって、給与があがる、なんてことはあり得ないと。
大抵の社員は、社内の伝達係でしかなく、だから無意味な会議が増えて生産効率が下がると。
ここまでは、よくわかる。
大抵会社の仕事は、「作業」でしかないです。自分の意志で進めてやれることは少なく、全てがトップダウン。だから、そもそも仕事に対して意欲が湧くはずもなく、ほとんどの人が「生活のために仕事をする」ことになるんです。
今はなんでもシステムにすれば、管理はめちゃくちゃ簡単。企業に入ると、未だにIT知識も薄く、ましてやエクセルでさえ、ろくにいじれない人が管理職をやっていたりしますが、それも今後10年でいなくなるでしょうね。
さて、違和感を感じ始めたのはこの先からです。
「日本は給与が年功序列でしか上がっていかず、年収もものすごく低い。対して、アメリカは若い頃から年収が高く、年収のピークは30代、ここから徐々に下がっていくスタイル。
日本はスキルにカビが生える年齢から年収が上がる。ここが大きくアメリカと違う点。」
とのこと。
日本人の20代平均年収は430万ほどで、アメリカ人の20代返金年収は1000万ほどだそうです。
そもそも、なんでアメリカと比べる?アメリカはそんなに優れた国か?
あと、日本人の20代の平均年収はもっと低いと思われる。一番上から下までを平均したからこの数字なんでしょうけど、人数の対比をしたら圧倒的に下層の方が大きいので、この年収で比較することすら変に感じる。
そしてさ、年齢が上がれば上がるほど、スキルにカビが生えるってマジで何様なんですかね?
経験=カビですか?
頭が固くなって、自分よがりになっている中高年は多い。特に男は。
でも、カビとはちょっと違うと思う。その年齢年齢で役割があるはず。
給与が年功序列なのは私も納得ができないが、年齢でカビ扱いするのはどうかと思うわ。
謎な表現が多くて、頭の中に「???」が浮かびました。
更にアメリカでは若い頃からプログラミングの授業を行い、自然と物事を「プログラミング思想」出来る人を増やし、企業はそういう人材を採用していく、と。
つまり、今後は「プログラミング思想」が出来ない人は仕事に就くことが難しくなると。
みんなITぐらいかじっとけ、な感じでしょうか?
でもさ、これも昔と同じことで、みんなが学校でプログラミング勉強してプログラマーになったら、プログラマーが溢れすぎて、仕事の取り合いになるじゃん。
あと、「プログラミング思想」って何?笑
人間はロボットか?人間もAI化するのか?(実際にそういう噂あるもんね)
あほ草。
みんなそれぞれ得意不得意があるわけ。
それに良い悪いもないわけ。
プログラマーはプログラミングは得意かもしれないが、料理や美的センスはないかもしれない。
情報も偏るかもしれない。
今はすでに水瓶座時代が到来したので、「個の時代」になったと言われています。
一部の人は水瓶座時代と聞いて「全てAI化し、人間から仕事が奪われる時代」と解釈している人も多いです。
私は違うと思いますよ。AI化が進むのは当然です。自然の流れだから。
だからこそ、「やらなくて良い仕事」が無くなって、自分の個性を活かす仕事に就きやすくなるんでしょ。AIは手段に過ぎない。今のところは。
システム化したので人材要りませんってなったら、もう自分で仕事作るしかないよね。
だから水瓶座時代は「自立」なんだよね。社会の枠からはみ出ることも必要な時代。
だからこそ「個性」が大切が大切になってくる。
自分の個性で、自分で商売するしかない。
「私」という個性を持っているからこそ、商品が売れる、と考える時代です。
みんながプログラマーになるための教育を受けて、みんながプログラミング思考できるようになって、みんなが年収1000万円になる、というのは、すごく「地の時代」の考え方ですね。幼いころから将来の計画立てて、困らないように準備を段取りしていくという。これからの時代、そんな計画通りになんて、絶対にいかないのが当たり前なります。
動画にもありましたが、日本人は「経営の知識」が全くないそうです。学校で習ってないから、だそうです。いやいや、日本人だけじゃねーだろ、って感じですけど。
だから、大手企業では若い頃から経営を学ばせるチャンスを与えているんだとか。
〇クルートでは『32歳定年』を進めており、1000万円やるから、会社辞めて起業か転職しろという制度があるそうですが、要はずっと同じ人材がい続けられると会社にフレッシュな風が吹かなくなってしまうから、古株になる前に居なくなってくれってことですよね。
一見、ビッグチャンスを与えている寛容な制度のように見えますが、やはり企業のご都合主義ですよね。
そもそも、別にみんな同じじゃなくていいのにね。
年収だってそう。1000万円あれば幸せか?日本なら税金でほとんど持っていかれるよw。1000万円持っていたって、それを自分の能力に活かすようなことをしなかったら、ただただドブに大金流しているようなものですよ。
年収1000万円以上貰って、毎日グレー色のコンクリートジャングルに缶詰めになり、ブランド物で身を固めて、人工的なタワマンに住んで毎日過ごすよりも、生活できるだけの収入で、自然を愛でて、好きな星読みをしたり本を読んだりして、おいしいコーヒー飲んで、マイペースに仕事するほうがよっぽど幸せ。ブランド品だって、ただの『モノ』でしか無いから、私には必要ない。
これ以外にもね、すんごい違和感を感じるところが沢山あって、見るのを途中で止めてしまいました。あまりに選民思想が過ぎて不快だったので。
プログラマー以外、みんな死ぬんかいって思ったw
今は10年前に比べたら、いろんな生き方が許されるし、私みたいにしばらく働かずに好きなことをしていても、誰からも「落ちぶれた廃人」という形で責められることはありません。
結局、自分でなんとか生活しているから、なんですよね。
ただ、これが社会の枠組みに戻ろうとすると、いちいち聞かれるわけですよ。
「この空白期間は一体何をしていたんですか?」と。あーくだらない。
はっきり言って別に何しててもいいだろがって思います。
実際、毎日ぐうたらしていないし、これはチャンスとばかりに好きなことしか勉強しなかったので。読みたかった本もひたすら読み漁りました。おかげで世界が広がりました。知らないことを沢山知ることができたので。
別に世界一周したり、慈善活動をしなくなって、自分の世界はいくらでも広がります。
でも、毎日同じ繰り返しの世界の狭い企業人からすると、「ろくに仕事もしない体たらくな精神の持ち主だ」と判断されるわけです。で、採用されても「業界の経験がない!実績がない!」として低い年収設定されるという結論。これが世界一周でもしていたら、「君はなんと素晴らしい冒険者なんだ!採用!」みたいになるんでしょうね~。ばっか馬鹿しい。今までの社会はそういう仕組みでした。
ほんと狭いわ~
そういう意味で、日本の企業社会は嫌い。
ただ、だからと言って、いちいちアメリカと比べて、日本の企業に勤めていることに劣等感を植え付けて煽る行為はどうなんだろって思う。
年齢重ねたら、スキルにカビって….
ひよっこの20代の言葉かと思いましたわ。
今増えている派遣という仕事も、マスコミがすごく批判していますが、派遣は派遣でメリットありますよ。
同じ企業に一生属することが無いし、客観的に企業と関われますし、働いた分だけお金もらえますから。副業もOKです。ボーナス分は副業で稼げば良いですよ。契約切られたら終わりですが、次また別の仕事を探すだけ。これも年齢が上がれば仕事が紹介されなくなると聞きますが、その心配がある場合は副業をしておけばいいんだと思います。
それに、いろんな企業でいろんな人と関わって人として柔軟性が身に付きます。企業によっては、ヒエラルキーがすごくて、ものすごい差別を受けることもありますが、所詮自分の会社ではないので、うまく会社とボーダーが引けます。差別するような極短物差しの人間は、そのうち、自身が同じような窮地に立たされるはずなんで。笑
派遣は安定しないからあまりすすめないよ~ってよく言われますが、正社員も全く同じです。私がお世話になっていた某大手デパコス企業の部署は、コロナで売上が創業以来初の赤字になり、部署の多くの人が異動になったり、海外のグループ会社に飛ばされたりしました。ボーナスも激減、メインのコスメブランドも2つ撤退したので、正社員でも続々と人がいなくなりました。BAも新卒採用は一切なしです。
他企業でも早期退職募ってるところ多いですよね。これからどんどん増えますよ。
「私には関係ない話だわ」って思っている人はまだまだ多いはず。
私も数年前まではそう思っていました。
しかし、いざ当事者になってみると、全然他人事ではなかったし、自分の甘さにも気づかされます。ただ、この経験のおかげでいろんなことを知れましたね。
一般社会には別に褒められるような経験ではないですが、同じような経験をした人の気持ちも分かるし、いかに自分が狭い世界で物事を捉えていたということにも気づくし、今までの世界は十分恵まれていたんだなということもよくわかる。そうやって、視野が広がるのは非常に自分にとっては有益なことです。
2023年からは水瓶座に冥王星。誰にでも等しく「破壊と再生」がやってくる。
もう「安心」というピラミッドは存在しないですね。
派遣が増えたから正社員の仕事が減ったと思い込まされていますが、実際は、派遣で賄える仕事が多いという事です。わざわざ正社員は必要ないということ。
今後は派遣という仕事も派遣会社を通すのではなく、皆一人一人が個人事業主になって、業務委託という形で企業で仕事をすればいいのではないかと思います。派遣会社の中抜きはすごいですから。派遣が増えているのも、その予兆なのかもしれませんよ。
たまに、これから風の時代が本格化したらどうなるのかな?と思っています。
風に乗って軽やかに生きるような時代だと思うのですが、その場合、足は地面についていないんです。つまり、どこかにドシっと構える必要もなく、着実な道を進む必要もなく、ただただ、見えない自然の流れを上手く掴むことが、これから生きていく上でコツなんだと思います。
地面に足をついて、一旦根を生やしてしまうと、自由にどこにも動けなくなります。動こうとして根を思いっきり引っこ抜くと、そこにはぽっかり穴が開きます。まるでそれが悪いかのように世間は評価します。転職回数もそうです。
根を引っこ抜くってすごく精神的に大変なことなんですよ。それを何度も繰り返して自分が生かせる養分のある土地へ移っていこうとしているんだから、そんな穴ぼこの数を数えて揶揄する奴らの許容範囲に狭さにため息しか出ません。
そして、それが今までの「地の時代」はそれが主流でした。
なんだか、タイトルから随分話が逸れていきました。笑
でも、もうその時代は終わったんで、私も今の状態に罪を感じることなく軽やかに生きたいなと日々思っています。
Nao