ずっと、美容のお仕事に携わってきて、
プロのメイクさんまで経験してきて、
本当に沢山の美容やメイクに触れてきたのですが、、
今はそこまでメイクにこだわりがない。。
歯科矯正をしているから、余計にメイクする気になれないというのもあるとは思うのですが、
どちらかというと、いかに少ない工程でそれなりに清潔感があるように見せるか、ぐらいしか考えなくなりました。
今までだったらどうしたら自分のパーツが美しく映えるか、トレンドメイクは今はコレ!みたいな部分にこだわりを持っていたのですが、今はそこまで意識しなくても…という考えになりました。
あんなにメイクを勉強したし、実践をやってきたのにな。何かピークを越えたのでしょうか。
というか、何となく感じるのですが、世間がもうメイクや美容にそういったトレンド的なものを求めていないんだと思うんです。
更に言うと、今後は時間をかけて化粧品業界は縮小していくかと思われます。
私が働いていた大手デパコス化粧品会社も縮小が始まりました。オフィスは着々と整理が始まっておりました。有名ブランドの企業なのに、今年は創業以来初の営業赤字でしたし、私から見ても、今後さらに厳しくなると思われます。
地の時代を見事に体現したような会社だったので、今後生き残りは厳しくなるかと。。
(あまりにも今はいろんな企業が化粧品を作り過ぎて飽和状態なんです。廃棄も多すぎます。マーケティングという言葉に踊らされて、沢山の商品が作られてどれだけ捨てられてきたか。。
業界にいたことが無い人は知らないと思うのですが、本当にすごい量の化粧品が毎日のように廃棄されているんですよ。全然使えるのに。「捨て色」を作る、なんて、本当に環境破壊まっしぐらですよね。企業はこぞってサステナブルを掲げていますが、サステナブルな会社なんて、化粧品の業界に存在しません。)
更に、コロナ騒ぎで、外に出る機会が減ったこともきっかけになったんでしょうね。
そんなにメイクをやる必要ある????って思うようになりました。
今までは、華美に着飾ることで女性は自分を武装していた時代です。
それって、ものすごく地の時代っぽいですよね。
「目に見えるもの」に価値を置いていた時代ですから。
例えば、ブランド品を身につけて武装していたり、
最先端美容の施術を受けて自分を武装したり、
最新トレンドファッションを身につけて自分を武装したり、
全て「モノ」に頼って、自分の価値を高めようとしています。
大量消費時代なんて言われていましたが、まさにその通りで。
消費して身につけることで、自分の価値を高めようとしていました。
ちなみに化粧品じゃなくても、
高スペックの彼氏がいて、その人と結婚して、可愛い子供がいて、
素敵な家に住んで、、みたいな女性像が勝ち組のようになっていたり、
高級ホテルのラウンジでアフタヌーンティーしてSNSにアップしたり、
いかにラグジュアリーな生活をしているかをアピールして、
「ステータス」がある女性のように見せたり、
これらも、ぜーーーーんぶ地の時代の価値観。古臭いですね。
ほとんどがマスコミなどに植え付けられた幻想でしかない。。
「目に見えて、わかりやすいもの」に全て価値がある時代。それが地の時代の象徴。
それを持っているか、持っていないか、でその人の価値も決まるというめちゃくちゃな時代でもありました。
ちなみに「ラグジュアリー」「高級」なものへの価値観も変わると思います。
このキーワード自体が地の時代ですもん。
本来、人間って、もっと自由に生きられるはずなのに、
今までは短い物差しで物事や人をなんでも測定して、それで価値を決めていた時代でした。
せっかくこの世に生まれたのに、幼いころから世間の枠の中に閉じ込められて
そこからはみ出たら、「社会不適合者」扱いになり
世間から白い目で見られて「鬱」状態になり
結果、将来を悲観して「生きていくのが辛くなる時代」になってしまった。
若い人の自殺が増えるのも、わかる気がしてしまいます。
だって、生きているだけで損した気分になりますもん。
年齢が高い人間が得してて、若い人がとことん損する時代ですもん。
出生率なんて増えるわけがない。
本当にこんなクソ過ぎる時代、さっさと終わって欲しいです。
と言っても、2023年~2024年に冥王星が水瓶座に完全に移行したら、終わりますけどね。
山羊座=社会的地位、ステータス、ルール、権力、上下関係
水瓶座=ボーダーレス、自由(枠がない)、個性、仲間、横のつながり
破壊と再生の冥王星が山羊座から水瓶座へ移れば、今持っている社会的な地位や肩書なんてあっという間に無意味になります。パワハラなんてものも無くなればいいと思います。
ただ、山羊座の良いところは引き継がれていくと思いますよ。常識的な考え方、とか。
これからは、枠に自分をはめることなく、自分と波長の合う仲間と社会を気づいていくような時代に移行していくかと思われます。
私も30代でいろんな経験をしてきて、根こそぎ価値観をひっくり返してきたので、
今のこの時代の変化は逆にウエルカムです。
むしろ、やっとか。。という感じ。
年齢、肩書、性別、雇用形態、こんなのどうでもいいんですよ。本当に。
私自身も昔なら、自分のオリジナルの化粧品を作って売りたいとか
ブランドを持ちたい!とかそんな妄想をしたこともありましたが、
今は全く無いです。
モノよりもコトを提供したい。
私が何かを行うとなると、やはりメイクレッスンになると思うのですが、それもただのメイクレッスンではないものをやりたいです。モノで飾り付けるメイクレッスンではなくて、違うもの。
もっとのびのびと自由に、お客様を受け入れられる体制に整えたいです。
頭の中で、結構はっきりビジョンは浮かんでいるんですよ。
キレイになるだけじゃない、メイクレッスン。
いつかやりたいな~って考えています。
Nao