メイクとファッションのバランス

今日は、おしゃれも悩みやすいメイクとファッションのバランスについて。
メイクレッスンでも、お洋服やヘアに合わせるメイクをどうすればよいかというご質問は結構いただいております。

ヘアメイクとファッションは、全体のトータルバランスで調節する必要があります。
色の配分と抜け感をね。

一般的に統一感を出すのに一番簡単だと言われているのは、その日に着るお洋服の中の色の一部をメイクに取り入れることです。
でも、これだけでおしゃれになるかと言われれば、そうでもありません。
正直あんまりまとめすぎると野暮ったいというか。。
特に、濃い色のトップスを着たときはその法則通りだと、おしゃれに感じません。

例えば、華やかなパープル系のトップスを持ってきたときに、目元を同じパープルにしたらどうでしょう?
すごく、古臭い感じがしません?バブルっぽいというか。
もしくは、赤い柄のトップスに赤リップを持ってくると、どうなるでしょう?
たぶん、くどい感じがするかと思います。

そう、その古臭さや、くどい感じというのが、ダサさや野暮ったい印象を与えてしまう原因。

もちろん、メイクのやり方によっては、同じ色を持ってきても格好よく仕上がることもあります。
雑誌などの撮影もだし、舞台のメイクでも、衣装とメイクを合わせることはありますから。
ドレッシーな場面であれば、むしろ、同じ色同士にした方が映えると思います。
ただ、そういう場だから映えるのであって、日常生活の中で同じことをすると、厚化粧な印象を与えます。

トップスに鮮やかな色を持ってくるときは、色で同じにするのではなく、ラメやパールなどの光や質感で華やかさを出すとか、やり過ぎ感がでなくて、洗練された印象になります。グロッシーではなく、マットも扱えるようになると、また、メイクの幅は広がりますし。
メイクで質感や色を扱えるようになると、垢抜けますよ。

目元もだけれど、肌もツヤを仕込んでみたり。リップの中央だけ、ラメ入りグロスをのせてみたり。
ハイライトのパウダーの色を変えてみたり。

メイクはアクセサリーというか、ファッションに完全に同化しすぎなくてもいいのかと思います。

例えば私だったら、、

パープルのトップスを持って来たら、目元はあえてコッパー系のアイシャドウ選びます。
リップはベージュブラウンですね。その方が今っぽい。
レッド系のトップスであれば、黄みの強いゴールドを目元に持ってきて、ダークブラウンのアイライン引きます。リップは赤よりもオレンジに近い色にするか、オレンジブラウンかな。
ピンクのトップスなら、敢えてピンクの少し混ざったオレンジ系リップを持ってくるかも。
ピンクにベージュだと地味だし、ピンクにピンクだと、大人だったらちょっとイタイ人だし。

トップスに色があるときは、メイクに有色の面積を増やすと、全体的に厚化粧なイメージになります。
色を薄くしたら顔が負ける!って思う場合は、骨格を強調するメイクだったり、アイラインを引いたり、
マスカラをたっぷり塗ったりすると良いと思います。

逆に、白、黒、ベージュ、デニム地などの何でも合わせやすい色を着るのであれば、
メイクは結構華やかにしちゃったほうが映えます。
大人しい色を使うと本当に地味になってしまうので、やはりバランスですね。

もう一つ、考えなくてはいけないのは、ヘアとメイクのバランス。
私は地毛の黒髪なので、このバランスを考えるのが結構大変。
茶髪の時のメイクが一切似合わなくなったので。

黒髪という時点で、結構色のインパクトは大きいです。しかもロングだから面積が大きい。
だからと言って、メイクは大人しめにすればよいのかと言われるとそうでもない。
大人しい色を使うと、黒髪さんは地味になります。(顔の印象にもよる)
でも、髪の毛を完全におろした状態で、赤リップをやると、結構インパクトが出てしまうので、
一つに結んで、黒の割合を減らしたりします。
もし、髪を下すのであれば、相当ヘアにツヤを出します。そうすると光が入るので、印象が軽くなります。
あとチークの色を華やかにするとか。

これ!っていう正解はありませんが、ヘアメイクもファッションも色の配分や調節は本当に大事です。
垢抜けポイントの重要な要素でもあると思います。

Nao

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