トランジットの現象をひたすら検証

最近、もっとトランジットの色々な現象を知りたいな~と思うようになりました。
なので、先週実家に戻ったときに、私の62歳の母の今までの人生イベントとトランジットを重ね合わせてみるということをやってみました。

私は結婚したことがないので、結婚などのキッカケの配置などもわかるかもしれないなと思って。結婚のタイミングを知りたい人には何か参考になるかもしれません。

すると、本当に面白いんですよ。
母にとって、大きな転換期がやってくる時は、トランジットやプログレスの天体が、それぞれのハウスのカスプを乗り越えるときだったのです。

全ての現象を書くとあまりにも長くなるので、母の若き頃の就職から出産までを検証しました。
母は航空会社に就職し、CAをやっていました。

1979年8月(20歳) 航空会社へ入社
P月がICに合。4ハウスにトランジット天王星が通過中です。
その後一か月も経たないうちに、神奈川県の実家から沖縄の寮へお引越し。那覇空港にて地上研修開始しています。
ちょうどP月がICに来たタイミングで、新しい生活がスタートしました。
会社の寮や職場で、同期たちとの新しい生活がスタートとなります。母にとって、一緒に厳しい訓練を受け、時を過ごしてきた同期たちは、まるで家族のような特別な思いがあったようです。(母は祖母と相性があまりよくなくて、距離があった方が良い親子です。)

1980年1月 訓練が終わって東京に戻ってきます。会社の寮で新しい暮らしをスタート
5ハウスにトランジット天王星がイン、トランジット冥王星はまだICに合しています
そして、3月にはCAとして、本格的な業務がスタートしていきます。
トランジット冥王星は順行逆行を繰り返すのですが、面白いことに、その頃はちょうど母のIC辺りを行ったり来たりしています。これは完全に自分自身の基盤の破壊と再生を促しています。今までの人生で積み上げた自分像を更に生まれ変わらせていきます。

さらにこの頃、トランジット天王星が5ハウスに入っています。
同期の友人から所謂合コンのお誘いがめちゃくちゃ増えたそうです。その同期の方は特別親しかったわけではないのに、その時期になってから急に距離が近くなり、仲良くなったとのこと。なんだか星の意図を感じますねぇ~

特にその年の後半あたりから、男性と知り合う機会が増えたそうです。
恐るべし、5ハウス天王星通過の力!
よくよく見てみると、どうやらトランジット海王星も5ハウスを通過中。さらに母のネイタル火星と緩くオポジションを形成しており、ロマンティックな雰囲気にはなりやすい時期だったのではないかなと思います。
母の配置でわかりましたが、海王星は恋愛ムードを創り出すのに重要な役割を持っている模様です。

1981年1月 逆行したトランジットの天王星がまた5ハウスのカスプを通過。
ここから本格的に恋愛に関することで、変化が起こっていきます。この時も、5ハウスのカスプを天王星が往復しているのが面白い。4ハウスと5ハウスを行ったり来たり。居場所を変えながら、外に遊びに行く感じ。
ちょうど、そのP月は5ハウスでネイタルの木星とも合。恋愛のきっかけが増えていきます。

1981年11月30日(21歳) ちょうどトランジットの天王星がネイタル木星にピッタリ合した日(5ハウス)。
母の友人に誘われた食事会で、父と出会いました。
実は、以前からよく食事会にさそってくれた母の同期の方は、実は、私の父の会社の同僚と友人で、その父の友人の誕生日会だったようです。

母のチャートだと、この頃のトランジットの天体は、5ハウスでステリウムだったんですよ。
天王星、水星、太陽、海王星が入っています。5ハウスというステージで、登場人物がとても賑やかになっています。キャッキャしてますね。笑
でも、この時点ではまだP月はギリギリ4ハウスでした。
更に次の月の12月にはこの5ハウスのステリウムの中で新月が起こっているんですよね。何か芽生え始めるような時期。

でも、この時点では母と父はお互いの連絡先を知りませんw

1982年1月 P月が5ハウスにin。この時の母の記憶は曖昧で。。笑
1982年2月9日 羽田沖墜落事故が起こる。
この事故を聞いた父は、めちゃくちゃ母のことが心配になったらしく、間に入っていた友人に母の連絡先を聞き出し、母に電話するようになったそうです。

1982年2月末頃 母のICにトランジット土星が合これも引っ越しの暗示。
この合から一か月も経たないうちに、母は寮を出て、都内で完全一人暮らしを始めます。まだ父とは本格的に付き合っていなかったのですが、この引っ越し前日に、父が母にタイミングよく電話をかけてきて、引っ越しの事実を知ったようです。「僕のことはどうするつもりだったんだ!」と怒っていたそうです。苦笑
そうですよね、今みたいにiPhoneないからな。笑
また、母は鈍いので、、、
でも、ここから距離は縮まったようですね。笑
それまではグループで遊ぶことが多かった母と父ですが、それからは二人で遊ぶようになったんだとか。

1982年11月(23歳) 今度は母の4ハウスでステリウム土星、冥王星が合、太陽と金星が合、水星も木星も4ハウスを通過中でした。この頃、父は母の実家に赴き、結婚の報告をしています。4ハウスは蠍座なので、深い繋がりになる家庭を暗示しています。
このステリウムの天体たちが5ハウスに入った12月に結納だったそう。

うちの両親、プロポーズがなかったらしいので、あんまり節目感がないんだよね。笑

この11月~12月は、おそらく母のチャートだと、4ハウスと5ハウスがめちゃくちゃ強調される時期だったので、自分の居場所と恋愛の場所がキラキラしているので、ものすごく楽しい時間だったと思います。
まだ母は23歳だし、父もまだ27歳。若い~。父が今の私よりも10個下か~

翌年1983年2月中旬には再びネイタル木星にトランジット天王星が合。同棲の話は進んでいき、
1983年3月には千葉の団地へお引越し。

面白いことに、トランジット天王星とトランジット木星が2回も5ハウスで合になるんですよね。新婚生活がとても楽しかったのがよくわかる。笑
P月もまだ5ハウス通過中ですし。
さらに5ハウスでジュピターリターンも起こっています。そりゃ楽しいわ!

そして、少し進んで、

1984年1月(24歳) 5ハウスでトランジット木星と海王星が合して、更にプログレスの月とも合。
この頃に私の妊娠がわかったそうです。
その後、トランジットは母の6ハウスに入り、母のネイタル土星に合。責任が増します。笑
同じ年の4月にはプログレスの月も6ハウスへ。
どんどんチャートの雰囲気が変わっていきます。

母が25歳の頃、ちょうど私が生まれ時は、P月とP土星がピッタリ合。
母親になったと同時に、プレッシャーも感じたのでしょう。さらにそこにトランジット木星が戻ってきているので、すごく混乱しているのがわかる。

その後は会社を辞め、専業主婦になった母。P月は6ハウス通過中なので、苦労みたいなものは感じやすいと思います。

その約1年後、私の1歳の誕生日の前日、あの123便の事故が起こりました。
母が現役の時に一緒に飛んでる方も犠牲者に含まれているそうです。
もし妊娠していなかったら、123便に乗っていたかもしれないって思ったそうです。あの事故は、私もずっと頭に焼き付いています。未だに真実は闇の中に隠されたままです。私も本当のことを知りたいです。

そして母が27歳の頃、私が生まれてから3年後の夏に弟が誕生。
その頃は海王星が5ハウスから6ハウスへ移動した日で、更にネイタル土星とも合
毎日の日々の生活が、果てしなく大変に感じていくような配置です。笑

その後も色々配置は出来てて、節目の頃には必ず大きな天体がカスプ越えします。

このような感じで、ざっと母の若き日を探ってみました。

こうやって見てみると、母の場合、重要な転換期はカスプにトランジット天体やプログレス天体が乗る時だったり、ステリウムになったりするときがほとんどでした。
また、カスプを超えても、逆行してまた戻ってくるので、そういう時期はものすごく記憶に残りやすいです。逆行してきてもカスプに触れてこないときは、そこまで大きな変化を感じなさそう。
そして、ステリウムが起こるハウスは、星の流れ的にも強調しているということを示していますので、自分の世界はそのハウスの世界のことだらけになります。
母の場合は、4ハウスと5ハウスだったので、自分の居場所と恋愛に星のパワーが注がれていました。

私は小さい頃から、母から馴れ初めの話をよく聞いていました。笑
そのため、実際に天体の動きと合わせて検証してみると、まさにその配置になっていることに驚きを隠せません。

これだけ母の5ハウスに天体が集中してるんだもん。そりゃ楽しいです。
父もおそらくハウスの星座はそんなに母と変わらないので、お互い楽しかったはずです。

父は太陽が双子座で、母の火星は双子座。
双子座と牡羊座の強い夫婦だったので、喧嘩がコミュニケーション手段のような両親でした。笑
子供の私は何度巻き込まれたことか….苦笑

父が亡くなってもうすぐ8年。

母と父を繋げた父の友人は、父の葬儀にも来てくださいました。
なんかね、人の人生って不思議だな~って思った瞬間でした。本当に不思議な感覚でした。

そして、この8年間、ずっと母の8ハウスを海王星が通過していました。(正確には2008年から。ドラゴンへっドと海王星の合が8ハウスのカスプ上で起こっていたので、こうなっていく運命だったのは、まるで宿命のようです。)
海王星は父とのキッカケも作っていたような天体だったので、うーーん、なかなか言葉にできないようなものになる。
しかし、今年に入ってようやくこの海王星は母の9ハウスへinしました。

今は、猫のリオンとの生活を心から楽しんでおり、趣味の編み物に夢中になっています。インスタなども通して沢山友達も出来ています。(私なんかよりめっちゃフォロワー多いw)
トランジットの木星と海王星が合になるのもほぼ9ハウスのカスプ上。
ようやく気持ちが浄化されていきそうですね。

星読みをやっていると不思議なのですが、3重円は人生の羅針盤であって、ずっと回していくと何かタイミングが合ったときに、「カチっ」と音がするような感覚になるのです。タイミングがハマっていくような感覚です。
その「カチっ」という音がしたときは、運命の扉が開くんだと思います。

この話、本当は昨日のバレンタインデーに出したかったんですけどね。
間に合いませんでした。笑
今の天空図は、こういう結婚や恋愛の話が生まれるムードになっていますので、今もどこかで素敵なドラマが起こっているかもしれませんね。

星って本当に面白いです。

Nao