悩みを抱えやすい人って、現代には多いと思います。
毎日、通勤して会社に行って、色んな人に会って、携帯を見れば四六時中、他人の情報がSNSやネットから流れ込んできて、無意識に比べてしまったり、なんだか本当に息をつく時間も無いのではないでしょうか。というか、もうそれが当たり前になっている。
そりゃ、考えてしまうことも多いですし、不安にもなりますし、悩むのは当たり前。
大きな不安から、精神的に参っていたり、苦しそうにしている人を、人はすぐに「病んでいる」と言います。
風邪で病気していることは「病んでる」って言わないのに、精神的に追い詰められると「病んでる」って言われます。
みんな光と闇があると思います。例えばネットやSNSは人は光の部分しか見せていませんが、それが全てではありません。みんな本当は暗くて中身が見えない闇を持っています。
でも、それを前に出すことが恥ずかしいとされています。だから、ますます外に吐き出せなくて、自分の殻に閉じこもってしまい、闇から抜け出すことが難しくなります。闇にいることが恥ずかしいみたいな気持ちになっていき、ますます外に出ていくことが難しくなります。
でも、闇と向き合わないと自分の殻から抜け出せないんです。
人の気持ちや痛みがわかる人は、必ず自分の闇と向き合ってきた経験を持っています。
全てポジティブに変換できるほど、人って器用ではないと思います。
そうする努力は必要かもしれませんが、それをすればするほど、地に足が着いてない感じがして、発する言葉にも深みや信憑性を感じさせないのです。
しかし、葛藤して生きている人のことを、容易く病んだ人と表現される方がいますが、ご自身は光しかないのでしょうか?
光しか無かったら、影は存在しないから、本当のあなた自身さ存在しないということになります。それって変ですよね。
悩んで悩んで悩みまくることは、絶対に悪いことではありません。私もそういう性格なので、なんでも考えて考えて考え過ぎて後ろ向きになることも多々ありますが、今までのその経験が、色んな方にお会いする時に役に立っているのは事実です。
悩む人のことをメンヘラとすぐにバカにする人こそ、闇が深そうですけどね。
やっぱり、どんなことも必要があったのだとつくづく思います。
Nao
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