雪の予報はすごかったですが、実際はそんなに積もらなくて良かったです。
道の雪もほぼ溶けてる。笑
ただ、月と海王星はスクエアになってますので、引き続き注意が必要かも。
予定通りにいかないことが出てくるかもしれないので、心に余裕を。
今日は占いについての話です。
私自身、10年ほど西洋占星術を勉強してきているので、私は占いで何でも物事を決めていると思われやすいです。
でも、実はあんまりその占い通りに動いたことがないという…
ほぼ毎日のように星読みをしていますが、占星術は何が楽しいかと言うと、星の動きがリンクしていたり、未来の予測を立ててその時の自分を妄想することが楽しい。(月魚座っぽい。)
未来の自分を妄想するって、結構大事だと思っています。希望が出来て生きる気力が湧くから。
そう、自分に生きる気力を湧かせるために星読みをしている。ほんとそのため。結果を当てるために星を読んでいるわけではないです。
ホロスコープを読み始めた頃は、出生図を読むのがとても楽しかった。私は、自分に自信がなかったから、自分の星を読むことで、自分の存在を肯定出来る感じがしました。
未だに日本社会は、尖った個性は否定しますし、出る杭は打たれますから。本当の自分がわからなくなるし、自分がものすごく価値のない人間のように思い込まされます。
2020年に「風の時代」に入ってから、そのあたりはかなり変化してきていますが、まだまだ「口だけ」って感じです。
未だにその人の個性ではなく、歴や経験や資格や年齢にこだわる社会であるのは、変わりありません。
私自身は社会のルールに迎合しない性格なので、様々な場面で集団から弾き出されることが多いです。(あ、別に輪を乱すタイプとか空気を読まないタイプって意味ではないですよ。)
社会が当たり前としていることに、常に疑問を持つタイプって意味です。昔から学校が嫌いでしたし、なんでみんなが同じ時間に同じことをしなきゃいけないんだ?って常に思っていました。
学校と企業は全く体質が同じなので、定時出勤も意味不明ですし、労働時間が8時間と決められているのも違和感ですし、トップの人間性だけで全てが塗り替えられてしまう世界にも、ものすごく疑問を持っています。
何するにも金が掛かるし、その金を稼ごうとすると、結局は社会の決められた枠に収まらなきゃいけないし、何のために生きているんだ?と何度思ったことか。笑
そのため、星を知らなかったら、私は社会のルールにも合わせられない出来損ないの人間である、と信じて疑わなかったでしょう。
そういう意味でも、星読みってとても有効で、自分を特別って思っていい許可が出せる気がします。
自分が特別と言うのは、誰かと比べて優れている、と言う意味ではなく、自分はこんなにオリジナリティが溢れた人物なんだって思って良いということです。
私は、占いの結果や霊視の結果よりも、自分の気持ちの方が大事だと思っています。
今目の前にある現実を生きているのは自分だし、自分のことは自分がよく分かっているので。占い師さんやカウンセラーの方のアドバイスは、あくまで方向性を決める際の参考程度にとどめる感じです。
私は、一番人生お真っ暗闇だった30歳前後の頃は、よく占いに行ってました。
ちょうど正社員を辞めて、自分のやりたいことに本気で取り組んでみようと思った頃です。
当時はこのまま正社員で化粧品企画の仕事を永遠と続けても、自分は何も変わらない、成長しない、と焦りを感じていました。
当時は「自分のやりたいことを実現するため」と思っていましたが、今思えば、「過去の自分を捨てて、自分を変えるため」だったんだな、と感じています。
もちろん不安定になるのは覚悟したし、それも自分を変えたい一心だったので、新しい世界に飛び込みましたが、それだけの覚悟を持っていても、心は不安定になります。
お手本となるようなメンターがいればよかったのですが、残念ながら私の周りにはそういった方はいませんでした。独身で、一人暮らしで、30歳からスタートさせるという同じ境遇があった人。
当時はそういった方を精力的に探しましたが、本当にいなかったですね。
そうではない方だったら沢山いて、私にあれをしろ、これをしろ、とアドバイスをしてくれていましたが、私と生活ベースが違い過ぎて、アドバイス自体がかなり的外れでした。
西洋占星術やタロットも何回も占ってもらったし、霊視が出来る人にも視てもらったことも何度もあります。(意外と人には言わないだけで、視てもらった経験がある人は多いんじゃないかな。)
そして、みーーーーんな同じ結果でした。
【成功します】って。好きなことで食べていけます!だから自信をもって続けなさいって。
で、結果は?
どう考えても、【成功】とは言えないでしょ。
私が途中で経済的に不安になって、フリーを辞めたからでしょうか?
いや、違うね。
私がそもそも元から所謂【成功】を求めていないから、なんですよね。
もしあの頃、占い師さんやカウンセラーさんの言われた通りに、無理やりフリーでメイクをやり続けていたら、この未曾有のパンデミック茶番に巻き込まれて、自分の財産も全て失ったでしょう。それこそ、精神的にもかなりまずい状態に追い込まれたはず。
2年前の今頃を想像してみればわかりますもん。あんな状態で、レンタルサロンを借りて同じようにお客さんにメイクをお伝えして…なんて、できなかったです。
恐らく、そんな事態に追い込まれたら、メイクも大嫌いになるでしょうし、占星術も全部手放したでしょう。自分のやってきたこと全てを否定したでしょうね。
でも、それは避けられた。
それは、自分の直感で動いた結果だと私は思っています。
あの頃占った方々が今の私の状況を見たら、「あなたが怖気づいたから」とか、「好きなことだけで生きていく覚悟がなかったから」とか、「自分で【成功】の道を選ばなかったから」、「神様のお試しにひるんだから」とか言うのでしょうね。
運命ってそんなものか?笑
本当に、ことごとく占ってもらった結果とは違う方向に進んでいます。私。
あれが全て当たっていたら、私はとっくに結婚して子供もいましたし、メイクの仕事で生活を成り立たせているはずです。(それらしき人物は言われた時期に現れましたが、その人は海外に消え去りましたわ。笑)
今の私は、運命の仕事も運命の相手も特に手に入れてません。こう書くと悲しく見えるね。笑
でも良いんです。
そのくらい言ってもらわないと、あの頃の自分は安心して人生を掛けた挑戦はできなかったでしょうから。ボロボロになった経験の方が、自分には価値があります。私の運命は弱いのかもしれませんが、私には誰かよりも優れた人生を生きたい願望もないので、それはそれで良いのです。
それでも占いは大好き。昔ほどは占ってもらっていませんけど、たまに占ってもらうと、全然違う視点からの自分が見えるから、ありがたいなって思う。(街の占い師さんだと、たまに自分の方が知識が豊富なことがたまにあるので微妙な気持ちになる。笑)
それに、結果はどうであれ、話を聞いてもらえて自分の心の重りが軽くなる。
しかも、全く自分とは関係ない他人に話を聞いてもらうことの方が、意外と本音が言えたりする。自分のことを知っている人だと、自分の本音は意外と吐けないものです。
それが占いの役割だと思います。
悩みを言葉にしたり、他人に聞いてもらうというアクションを取ると、ゆっくりではありますが、心の問題を自分でかみ砕いていくことができるようになるんですよ。
なんだかんだで、解決していくのは「自分」なんですよね。
「占い」はあくまで自分を後押ししてくれるキッカケにすぎません。
それが一番良好な距離感だと思います。
なので、これからも皆さんの背中を押せるような星読みをしていきたいと思っています。
Nao