海王星は神秘的というよりこわいです

今の天空図を見ると、海王星は一番居心地の良い魚座に絶賛滞在中です。
本日はトランジットの月も海王星を通過した後なので、少しふわふわしています。
更に木星も魚座に入っていますし、4月が終わるころまでは海王星っぽいことが起こりやすくなります。混乱とかね。また感染者増えたー!パンデミックやー!とか騒ぐと思うので、状況は冷静に観察しましょう。

トランジット海王星が完全に魚座へと移行をした時期は2012年9月辺りから。
(2011年4月5日は一度海王星は魚座にやって来ています。あの未曾有の大災害が起こった3月11日は、同時にではありませんが、海王星も天王星も星座を変える時期と重なっていました。大きな天体が同時期に星座を跨ぐので、かなりの大混乱が生じると読めます。)

ここから本格的に海王星は魚座の中で生き生きと運行を始めました。
2012年と言えば、『スピリチュアル』ブームがやってきた年。
当時は『アセンション』とか『次元上昇』などのワードが流行った時期です。変なスピリチュアルも当時はいっぱいありました。(今もか。)
特に謎の教祖がいるスピリチュアル。問題になった子宮系とかもこの辺りだったのではないでしょうか?私は拒絶反応半端なかったですが。笑
また、天王星が牡羊座に入ったので、スピリチュアル系で起業する人も多かったように思えます。愛され女子になろう的な謳い文句の姫系スピリチュアルも沢山ありました。

私はこの海王星が魚座にイングレスした辺りで、占星術と出会っています。
まだ、星座って面白いな~くらいの感覚で、太陽の他に、月とか金星とか天体にも様々な星座があることを初めて知った期間で、本格的に勉強するというよりは、ネットで星座のことを知ったり分析するくらい。

書籍などを買って、本格的に勉強を始めたのは2014年の年末だったのを自分でも覚えています。アメブロもこの時期から始めています。
ここから天体の意味やアスペクトやトランジットなどをどんどん覚えていきました。
ちょうどこの頃、トランジットの海王星は私の月とコンジャンクションしていた時期でした。
確かにこういったスピリチュアルぽいものをキャッチしやすい時期となります。またネットの世界も海王星ですから、ネットに自分の思いをかくのもわかる気がします。

ただ、海王星って『癒し』とか『慈悲』とか『夢』とか『インスピレーション』とか、何とも柔らかでロマンティックな現象をあてはめられているのですが、私的に印象は逆です。『得体の知れない怖いモノ』。意味不明だから近寄りたくない。

なんでこう感じるようになったかというと、身をもって海王星を感じたことがあるからです。

過去にさかのぼると、自分のネイタルの月に海王星がコンジャンクションしていた期間があります。ちょうど2014年後半から2016年前半くらいまで。
天体は順行と逆行を繰り返しながら前に進んでいきますが、そのころはちょうど私の月の度数で海王星が逆行を開始したり、もしくは先に進んだとしても私の月の度数まで戻ってくるという期間を味わいました。

この時、自分に何が起こっていたかというと、完全な『鬱』状態です。
お先真っ暗で、正直生きてても何も楽しくありませんでした。
恐らくきっかけは父の死です。父が亡くなったのは2014年の5月。亡くなった直後って、まだ実感していないから割と感情は普通なんですけど、時間が経てば経つほど、とてつもない不安に襲われるようになりました。
『喪失』を受け入れる器が当時の私には無かった為、この状態から抜け出すのにはかなりの時間が掛かりました。このブログでも何度か書いたことがありますが、まさに『出口の見えない真っ暗なトンネル』の中をずっとさまよっている感じです。

トランスサタニアンは自分に影響を与えるときは、結構ドカンとやられます。

天王星は突然変革を起こしてショック療法で答えまで導きます。
冥王星は一旦ぶっ壊してから、次の道を新たに再建してくれます。
しかし、海王星は『明確な答え』をくれません。ここが最悪ですわ。

海王星はものすごい濃いスモッグで物事を囲ってしまい、何も見えなくしてしまいます。
掴みどころが無くて、生きている心地が全くしません。自分が生きているのか死んでいるのか、全然理解できない感じです。
私は月が魚座でそれが欠損していると読むと、手応えが無い状況に居続けると、生きている実感がなくなりものすごく不安になります。
理解できないものって、こわく感じませんか?ここで言う「こわい」の意味は、恐れ多いという畏敬とか恐怖の意味ではなく、一体何がしたいわけ?(イラっ)という感覚です。掴みどころが無くてイライラするし、じゃあ結論は何ですか?って聞いても答えてくれない感じ。私が一番嫌いなやつ。笑

2014年の後半はトランジットの木星が獅子座にやって来ていて、本来であれば幸運な一年となるはずが、私は全く感じることが出来ませんでした。笑
獅子座木星と魚座海王星は150度の関係になってしまうので、お互いの天体の作用で関わり合おうとするのに、嚙み合わないという感じです。

木星が乙女座に抜けた辺りから、少しづつマシになってきた気がします。たしか星座メイクを始めたのもこの辺り。金星と海王星のオポジションらしい事してるじゃんと、我ながら思う。笑(狙ってやっていません。そこまで星読みの知識無かったから。)
魚座は乙女座とは反対の星座。現実的で地に足がついています。ここから私は夜間メイクの専門学校に通って、2年後にはプロのメイクさんになりました。

一時期は、『星読み依存女』『スピリチュアルに逃げる人』みたいに言われたこともありました。鬱状態を抜け出すのに、私は『星読み』で希望を見出す必要があったんですね。でも他人から見たら『スピリチュアルに逃げた人』という風に見えていたみたいです。
本当は超現実的な性格なのに、ただただ星読みをしていただけで他人からそんな風に言われたのは、かなり心外でした。よく、「スピってる」とか「スピ依存」とか揶揄されましたもん。「現実を生きていない」のだそう。笑
(そのわりにそういう奴は、私に自分の運勢を見て欲しいとか言うんですよ。苦笑)
確かに現実は生きていなかったかもしれませんね。というか現実をそのまま生きたら死にそうな現状でしたからね。笑
同じような痛みを味わったことが無い人は、人の心にズカズカと土足で踏み入りますから、こういう嫌な経験をすることで、「付き合うべきでない人」を見極める力もついた気がします。

ただ、もしかしたら月は欠損と考えると、私がそういう「見えない世界」のことを語りだすと、胡散臭く聞こえるのかも?しれませんね。笑

なので、私の星読みは分析と具体例が必須です。

海王星が自分のネイタル月を離れて行ってからはだいぶラクに生きられるようになりましたし、「星読み」との距離も上手く取れるようになったため、現在はこうやって、毎日星のことがブログに書けるようになりました。ある意味、これが海王星の『答え』かもしれません。

2025年3月30日には、海王星は一旦牡羊座に入ります。
ここから、逆行を繰り返して、2026年1月27日は完全に牡羊座へ移行が完了します。
この時期はかなり水瓶座色が強いので、時代は今とはかなり変わってきているでしょうね。個人個人の自分軸がしっかりしていれば、変な似非スピも流行らなくなると思います。
(二極化とかゲートが閉じるとか、マジで意味不明。閉じてしまうゲートなんて、入りたくありませんが。苦笑)

長くなりましたが、海王星に対する私の見解でした。

 

Nao