心の落ちも、後で糧になる

生きていれば、上がる時もあるし、ガツンと落ちることもよくあります。

ネガティブなことも、ポジティブに全部捉えるってすごく大事だけど、それって本当に自分のためになってるか?っていうと、どうなのかなぁって思うことがあります。

良いところしか見ないようにすると、良いところが、どれだけ良いところなのか、実感しにくくなりそうですし。

私、何かを表現する人って、感情がとことんドン底まで落ちるって経験がある人の方が強い感じがするんですよね。感性の幅が広いというか。

物事には裏と表だったり、陰と陽があったり、マイナスとプラスがあったりしますよね。

ずーっと高みを目指して上しか見ない!って決めている人はそれはそれで良いけれど、ずーっと上ばかり見上げてると、首もつるし、足元の大事なことに気がつかなくなったりします。

よく見たら、本当は足元に綺麗な花が咲いているかもしれないし、お金が落ちてるかもしれない笑

でも、上しか見てないから、足元の大事な部分に気がつかない。

でも、高みを目指しているつもりが、何かの衝撃で足元が崩れて谷底に落ちた時、空がまた遠くなると、絶望を感じます。

あー、なんでもっと足元を見なかったんだろう、、とか。もうダメだと。

でも、落ちるとこまで落ちた人はわかると思いますが、人って、ずっと落ちていられないんですよね。落ちたところを登ってもプラマイゼロではありません。

どう上に向かってよじ登るか、考えます。そこに人の助けが入ることもあるし。そのおかげで、人のご縁の有難さにも気がつくことができる。

それも経験になるし、自分の能力になる。

実際によじ登って見たら、え!こんなに美しい場所だったの??って気がつくかもしれないし。そして、今まで安心して進んでいた道の有難さにも気がつくことが出来ますよね。

当たり前だと思っていた全てが、心から感謝したくなるものだったって気が付きます。これってすごく幸せなことです。

ポジティブなことだけピックアップすることは簡単です。上だけ見ればいいから。

私は落ちません!でもいいと思う。

でも、人間的に深みのある方々の殆どは、ネガティブなところも沢山受け止めてらっしゃる。

私はそういう人の方が人間臭くて生きている感じがして好き。泥臭い方が好き。

私自身は、自分に深みがあるとは思っていませんが、ブログに正直に書いちゃう苦笑

心が沈むことや、自分の嫌だと思った感情など。

それをわざわざブログに書くのはどうかと思う、と思う方もいるのかもしれませんが、そう思うなら、読まなきゃ良いだけです。

読む読まないの選択権は自身にあるのだから。このブログは有料ではないし。

書いちゃいけない、という法律もないし。

マイナスなことは発信しない!って言ってる人もいますが、マイナスは悪いと思いません。マイナスは悪いという思考は、結局、自分が良い人に見られたいとか、あるんだと思います。自分の商売に影響させたくないとか。自分のメリットにならないからなんでしょう。

弱音を書いたり、マイナスを書いたりするのを格好悪いと感じるかどうかは、人それぞれの価値観です。

でも、物事には良い悪いは無いと思います。ただの経験なので。だから、落ちることも悪いことでは無いです。今までの自分だと気がつかなかったことに気がつくキッカケになるから。

自分のネガティブになる部分も受け入れてみると、また違う景色も見えてくる気がします。

Nao

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