メイクは本当にそのまんま人が出ます。
重ねて隠そうとするほど、やはりお面ぽくなりますが、その人自身も、本当の自分を隠そうとしていたり。
メイクが濃いのが好きな人は、自分がキラキラした女性に見られたいとか、華やかだと思われたいとか、そう感じさせます。
そして、世間では、時短メイク、手軽なメイクというものが、もてはやされているようですが、手を掛けなければ掛けないほど、手を掛けてない見た目になります。
そんなに変わらないって思っていても、結構正直に出るのがメイクの面白いところ。
じゃあ沢山やればいいのか、時間を掛ければいいのかというと、そんな単純なことではないです。
手を掛けるべきところと、そこそこでいいところがある。
プロのメイクはスキンケアからヘアセットも入れて大抵30分以内です。だから、メイク自体は掛かって15分くらい。ヘアの方が大変だから。
私も2時間で12人の舞台のフルメイクを行ったことがありますが、ちゃんとゲネには間に合いました。舞台メイクですから、普通のメイクとは全く違うし、つけまつげとかもつけなきゃいけなくて、息つく間もなくやりました。この場合、1人10分ほどで仕上げてるかな、多少前後してると思うけど。
なんで出来るかというと、メイクのポイントが決まってるからなんですね。
普通のメイクはポイントさえ押さえられればプロでなくても20分も掛からず終わります。でも、手を掛けてるんです、ちゃんと。
最初は時間が掛かるかもしれませんが慣れれば誰でも出来ます。
手を掛けるというのは、「丁寧に仕上げる」ということなんだと思います。
メイクは丁寧に行うことを意識した方がいい。
例えば、筆を何度もストロークして色をのせる人もいるけど、実はそのストロークの回数が余計だったり。スッ、スッ、で終わり。
メイクさんに多いけど、ファンデーションのスポンジワークが、何となく忙しい感じだったり。(忙しなく、ザッザッザッザッと塗っている感じ、落ち着きがないというか。やってる感はあるけど、雑で、顔の上が忙しいというか。昔の私もそんな感じでした苦笑)
メイクはその人自身がそのまま現れますので、女性ならきちんと身につけたい技術だと思います。
Nao
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