自分の好きな世界観のファッション

年齢を重ねていくと、だんだん自分が何が好きだったかわからなくなることがあるかと思うのですが、やはり色々試してみても好きなものは昔から同じだったりするな~とつくづく感じます。

私は昔からフランスが大好き。
フランスの中でもパリではなく、南仏が大大大好き。

大学生の頃に一度きりですが、南仏に行ったことがあります。
ニース、マルセイユ、アルル辺り。
性格には南仏からパリに向かって北上する旅でした。

南仏は本当に色彩が美しくて、地中海もキラキラしていて、今でもよ~く覚えている。マルシェに並んだ野菜やお菓子もキラキラに見える。
海外のどこへでも自由に移住が出来るのなら、間違いなく私は南仏を選ぶと思う。
できればコート・ダジュールのエズ村辺りが理想だな。
夏は沢山の花が咲いていて、鳥のさえずりも聴こえてきますし、何とも開放的な雰囲気で、とにかく明るく太陽のパワーを感じられる土地です。あと、人が優しい。

誰も信じないと思いますが、昔、自分の魂の故郷的なものを見てもらったら、南フランスとスペイン辺りだったんですね。色はラベンダー、オレンジ、ゴールド、など、、太陽の光がまぶしく、自然豊かで色彩がカラフルなところだそう。
なので、幼い頃からああいったノスタルジック、もしくはヴィンテージ感のある色使いが大好物でした。今でも見るとワクワクします。ヨーロッパの街歩きの番組なんて、本当に大好きでした。南仏だったりするとテンションが爆上がり。今はYouTubeで南仏在住の方のチャンネルで景色を楽しんでいます。あ~オシャレだな~って心底感じてしまいます。
海と山が両方ある土地が好きなのも、どこかそのエリアに似ているものを魂が求めているからかもしれません。

ま、それは置いておいて、

本当はコロナ茶番が始まる前に、フランスに旅行に行こうかななんて思って、フランス語を再び習い直していたところでした。今は一応お休み中。またやる気が出たら勉強しよかな。。
フランス語の響きが好きで。英語より好きです。

そう、なんで南仏の話になったかというと、、
最近、私は30代になってからずーーーーーっとファッションの迷子のようになっており、
若い頃はどんな洋服が好きだったんだっけ?とかよく考えるようになっていました。

すると、やっぱり心躍るものがフランスっぽい色彩のものなんですよね。
あのノスタルジックな色使い。
見ているだけで、心がキュンとする感覚を覚えます。

パリのシャネルやディオールなどのオートクチュールも素敵ですが、なんか遠い世界過ぎて、あんまり自分にはしっくりこなくて。昔は憧れたりはしましたけどね。好みではないです。

まだ買ったことはないけれど、フランスの「セザンヌ」というブランドがめちゃくちゃ好みだった。。このブランドはパリ発だと思うけど、色使いがどことなく南仏。
今大人気らしいです。
日本でもセザンヌのサイトを通して買えますが、お値段もプチプラというほどでもないので、試着が出来ない分、買うのも少し勇気が要る。。しかし、洋服を包む包装紙まで私の好み過ぎて、そのうち買ってしまう気がする。

↓もうかわいいー

そうそう、若い頃はこういうファッションが好きだったんだぁ~

と一気にテンションが上がる。

なんというか、ヴィンテージっぽい雰囲気が元々好きだったんですね。
若い頃も、ちょうどこんな色のようなカラフルでアクセントのある洋服ばかり着ていました。
こんな地味に落ちぶれた私でも、若かりし頃は「オシャレだね~」とよく言われたものです。雑誌の撮影現場で会う美容ライターさんたちにもよく言われました。
今はそんな面影どこにもありませんが。。笑

↑このワンピースなんて、めちゃくちゃ好みです。
マドラスチェックが可愛すぎる。去年もこれに近いものが無いか探したのですが、どこにも売っていなかった。。


あ~かわいいな~。。。。

いつから私はこんなに地味になったんだろ。。?

いつから自分に手間を掛けなくなったんだろ?

今はどちらかというと、ボーイッシュに見える洋服ばかり着ていますが、本当の私の好みは全然正反対。女性らしいものが好き。金星乙女座で月も魚座、なんならアセンも蠍座だから、どちらかというとフェミニン寄りのものが好き。
たまに、女性性が足りない人と勘違いされて困惑します。笑

本当の私は違うんだが。

でも、今の雰囲気だと、そう勘違いされてもしょうがないのかな。そのくらい自分らしさを抑えてるから。
20代の頃はスカート派で、黒い洋服なんてほぼ着ませんでした。
当時は画像に挙げたような色彩の洋服が売っていたので、自分の好きな色が着れていました。
今思えば、若い頃に自分が着ていた洋服のテイストが「セザンヌ」の洋服の感じにすごく似てます。あのオシャレ感はどこへ行ってしまったんだろうか。。。

そんなことを思っていたら、フランス在住のアラフォー日本人女性がこんなことを仰っていました。

フランスはファッションに年齢関係ありません。
制限もありません。
たくましい二の腕も出すし、胸元のシミも背中も全部露出するよ。年齢関係なく。
ただただ、自分のスタイルを生かす洋服を着ているだけ。
そして、フランス人は日本人よりもオシャレに大して頑張り過ぎない。

そう、それが羨ましい文化なんだぁ~

フランスだと、毎日しっかりメイクしないし。
それは今の私も同じだけど。
髪の毛も毎日洗わないし、そこだけパリジェンヌと同じ笑

何となく自分で自覚はしていたのですが、自分は心の中で、「もう38歳でオバサンだし、とか、脚に傷が出来ちゃったし、とか、背中もアトピーの跡があるから出せない」とか、色々思うことが多々あり、自分のことを思いっきり制限していたな、と感じました。とにかく、自分の容姿がものすごく醜く見えるんですよ。オシャレしよう!って気持ちになっても次の日には「めんどくさ。どうせ何しても変わんないし」って思ってしまう。
30代になってから、そんなことばかり思うようになり、「なんでオバサンになっても生きる必要があるんだろう?」とか「オバサンになって価値がないのなら、早めに寿命は全うした方が幸せかもね」なんて思うこともありました。
なんてひどい思考でしょうね。
そういう考え方が元々大嫌いなのに、自分がその考えに支配されている状態。
でもこんな日本で暮らしていると、自然とこうやって思い込まされてしまうのかも。正直、生きる環境をガラリと変えない限り、この呪縛から逃れられないかも、と思う時もある。

私は「流行最先端のイケてる人と思われるための見栄を張るオシャレ」は、やりたくないんですよ。。
日本人のオシャレって、そういう感覚だよね。
「若く見られたい」とか「オシャレな人と思われたい」とか。
でもそういうのは要らないかな。
私が求めるオシャレは「着ていて自分が心の底から楽しくなれるオシャレ」。
自分が気持ちよくオシャレしたい。

38歳だから~とか、その思想はマジで要らないわ、って思えてきた。笑

20代の若い子たちでさえ、自分を「オバサン」って言っちゃうし。素敵な大人の女性がなかなか居ないから、ただただ歳を重ねることが「老い」でしかなく、絶望を感じてしまうんだろうなぁ。なんか、良くないですよねぇ…

自分の見た目に敏感過ぎて元の自分の顔が分からないくらい写真を加工するし。何だかなぁ…

日本は世界的にもロリコン気質なところがあるので、職業でも何でも、年齢差別します。
ちょっと前だったら、アラフォーで独身でいる女性は、「まともじゃない人間」扱いをされていました。(未だにその文化は残っています。)
私自身は独身であっても、何も不幸を感じていなくても、勝手に「アラフォーで独身だなんて心配ですね」なんて言われたりしますし。
何が心配なのだろう?
人間、死ぬときはみんな独りですが。
家族やパートナーだけが自分の人間関係の全てではないです。
これからの時代は、家族の在り方もパートナーの在り方もどんどん変わります。

日本を飛び出すと、日本で言われているようなことは特に気にされず、むしろ年を重ねて、自分らしく生きている女性は、大人の女性の証拠となります。

やっぱ海外っていいなぁ~って思ってしまうポイントなんですよね。
私、太陽が9ハウスにあるから余計かもしれませんが。

私がファッション迷子なのも、別に自分に似合うものがわからないということではないのです。
骨格診断もパーソナルカラーも顔タイプ診断も要らない。(これは本当にオシャレが全く分からない人にオススメです。)
自分の好きなスタイルを着たいだけ。
でも、日本だと自分が着たい服が売ってないのです。
そりゃそうですよね、、
日本だとこんな素敵でなおかつ個性的で大人な洋服はなかなか売っていない。
どこ行っても同じ色、同じ形、同じスタイルになる日本。
高くても素材はペラペラで個性も無い。

なので、いつも妥協して洋服を買っています。
何なら、欲しいものが無さすぎて、古い洋服を着まわす毎日。でもそれだと自分はどんどん擦れていく感じがする。使い古した雑巾になった気分ですよ。。。

今年からミシンでも始めるか?笑
その方が早く理想の洋服が手に入れられそう。

いろいろと話が飛びましたが、とにかく自分の好きな世界観って結局変わらないし、
大事にした方が良いな~と思う今日この頃です。