山羊座から水瓶座への移行期間

なんだか、外の空気はどんどん春めいてきましたね。
水星も逆行を終えて、少しづつ思考もクリアになっていきやすいと思います。
私自身も、ようやく頭が回り始めたというか、ブログもなかなかうまく書けない状況が続いていたのですが、今は少しづつ元に戻っています。

いつかの梅の写真↓
湯島天満宮かな??

昨日から月が牡羊座に入り、また新たなサイクルが始まりました。
12星座(牡羊座から魚座まで)を月が1巡することで1つのサイクルを終えていきます。
次回の新しいサイクルは3月4日からと言うことになります。
ここまで新しいものが始まり、3月3日くらいまでには一旦結果や結論が見つかって、そこからまた新たなスタートを迎えていくといった流れを繰り返していきます。
この期間に、太陽は水瓶座から魚座へと切り替わっていきます。水瓶座から魚座に移っていくときは、自分が頑なに持っていたこだわりを手放して、不要なボーダーラインを壊していくような期間です。太陽が水瓶座期にあるときは、土星が乗ってきたり、天王星がスクエアを掛けたりしてくるので、気持ち的にも行動的にも抑圧される期間になりやすかったと思います。(特に獅子座さん涙)
太陽が魚座に入っていけば、色々な価値観や思い込みなど、各々抱えているものが沢山あると思うのですが、それを手放していけるような期間とも言えます。
しかも3月3日は魚座新月で、更に幸運の星である木星もコンジャンクションします。
自ら不要なものを手放すことで新しいものが入り込む余裕ができ、木星は解放を表すので、精神的にも余裕が生まれていきます。
ちょうど桃の節句でもありますね。節句とは季節の節目を表しますので、またここから気運が大きく変化していきます。桃の節句は、ひな祭りなどが一般的ですが、本来は【邪気を払って、健やかな成長を祈る日】のようです。
ちょうど桃の花が咲き始め、少しづつ植物たちが芽吹いてくる季節となります。
ここに、新月がやって来て、木星も味方してくれているので、この時、自分の心に素直に従って進めたことに幸運が舞い込んできそうな運気ですね。

しかも今回のサイクルは全天体順行期間となるため、割と変化のスピードが速いと思います。
だからと言って、自分の気が乗らないのに何かを無理やり始めたり、変化させる必要はありません。星の配置がいかなる場合でも、結局は自分の心に素直に従うのが一番です。
私はいつもそうしています。

さて、ずっと逆行していた水星は現在山羊座25度にあります。逆行終了地点が山羊座25度でしたので、次の26度へ移ると、いよいよ変化のスピードが速まってくるとも読めます。

この山羊座の26度から30度までの度数(山羊座の第6グループ)は、まさに今現在の世界の状況を表している度数になります。水星はコミュニケーションだけでなく、情報やマスコミなども表しますので、発信される情報の内容が変化していく可能性もあります。

そして、この山羊座第6グループの期間は、まさに既存の社会から新しい未来へと脱却し、自由な視点で物事に取り組む期間となります。既存の社会というのは、まさに山羊座が表すようなピラミッド社会のことです。また、山羊座は「目の前にある現実」に意識を集中させることも当てはまります。山羊座は未来よりも現実に意識を集中させて活動しやすい。現実的な結果を得るために動く星座です。

しかし、そのことだけをずっと続けていても、だんだん行き詰まりを感じていくのは否めません。
人って、未来のビジョンが見えないと生きづらくなりいます。たとえ、山の頂上に到達することが目標であっても、実際に山の頂上まで達すると、また全然違う世界がることを知り、更に視界が開けていきます。
それが今の世の中の状態です。

今の社会に生きている人々は、「今を生きる」ことに必死です。理想を抱いたり、希望を見出したりする余裕がありません。いつも社会の枠に縛られながら、ピラミッドの山登りに勤しんでいます。現実的な目標を掲げて頂点に立つため。

そして、冥王星がこの第6グループを行ったり来たりしています。何度もブログには書いていますが、そこに冥王星が破壊と再生を促しているので、この古い価値観を表すピラミッドはいずれ崩れ去ります。ピラミッドの頂点に立っていようが、途中まで登っていようが、足元が徹底的に崩れます。足元が揺らぐということなので、今まで自分を支えていた地位や名誉、肩書などに価値が無くなっていきます。

しかし、その足元が崩れるまでそのピラミッドに居続けるかどうか、今の私たちは選択を与えられています。
そのピラミッドの山登りからドロップアウトしたら、全然自由になれるし、大変な思いをしなくなるかもしれません。山の頂点なんて見なくても、外部には草原もあるし、海も川もあるし、もっといろんな世界があるんじゃん!って気が付けるかもしれません。
活動する場は各々が違ってきます。皆が同じ山登りをする必要がないってことです。

最近、注目されている「地方への移住」もその傾向を表しています。
風のように軽やかに暮らしていく。活動する場も各々自由だし、一つの場所に集まる必要も縛られる必要もない。これがこれからの生き方。
都会はとても便利ですが、まさにピラミッド社会の象徴でもあります。丸の内のビル群なんて、省庁のようですね。上まで昇り詰めることが全て。1点に集中。タワマンなんかも、その象徴かもしれませんね。(私は一度も住みたいと思ったことはありませんが。)
しかし、その中身をよくよく見ると、みんな判を押したように同じで個性がありません。会社もルールがあるので、規則正しくあることが求められます。そして、どこもかしこもトップダウン。トップに言われた通りに作業するだけ。仕事のほとんどが上に命令された作業でしかない。何でも競争させて、いがみ合いを生んでいく。人の個性も能力もそれぞれ違うのに、全ての人を同じ方法でしか評価しない。評価の方法は全て「優か劣か」。
就活なんてひどいもんですよ。個性がある人は全否定ですもん。本来、仕事を探すって人と人との繋がりであり、どれだけその個性や経験を現場で生かしてもらうのかが重要なのに、仕事を探す「やり方」のようなものがすでに決められていて、そこから弾かれたら仕事にも就けない。
全て「ルート」が決められていて、そこに入れない人は社会不適合者として扱う。
完全に管理社会ですからね、私たちは。自分たちで決めているようで決められていないですから。
こんな社会が続いたら、働ける人なんてどんどん減っていくし、経済も不振になるに決まってるじゃん。

山羊座の表すようなルールや常識を守ることはとても大事なことです。社会の秩序を保つためにも必要ではあったと思います。また、「地の時代」で物質に恵まれていったことで、生活が豊かになったことも確かです。しかし、それが過剰になり行き過ぎるとどうなるか。
モノや場所、常識に縛られ、人生に希望を見出せなくなっていきます。
そのせいで、精神疾患を抱えたり、暴力的になったり、人が人でなくなってしまいます。常識に捉われ過ぎて、思いやりがなくなってしまった。

それを終わらせいく過程に、今は入っているのです。

今年はこの山羊座の第6グループに焦点が当たっていく期間です。
山羊座から水瓶座への移行、これは既存社会や常識からのドロップアウト。
今すぐでなくても、自由になる事を自分に許可できるようになれると良いですね。

Nao