メイクで「垢抜けない」という悩みに関して、掘り下げてみようと思います。
私自身も、なぜ綺麗にメイクをしても、今っぽく見えないのか?ということに悩んだ時期があります。
ちょうど30歳前後の時でしたね。そんな色をのせても、なんか自分の中でしっくりこないというか。
そこから、メイクの方法をガラリと変えていきました。
メイクで垢抜けない理由は下記理由が多いかと思います。
①昔からずっと同じメイク方法、もしくは正しいメイクを知らない
②ファンデーションなどのベースメイクの造り方が古い、もしくは手抜き過ぎ。
③素肌っぽさが全くない
④メイクの力を抜く場所を知らない
⑤メイクに力入れ過ぎ(特に目元。アイライン太過ぎ、はねあげ過ぎなど)
⑥眉毛が太過ぎ、細過ぎ、アイブロウマスカラの塗り過ぎで浮いた眉
⑦肌が黄ばんで見えるファンデーションを使っている。
⑧ポイントメイク全部をキラキラうるうるにし過ぎ。(ラメ感多用、グロス塗り過ぎ)
⑨チークの入れ方(おてもやんか、横に筋のように入れてしまっている)
⑩イエベ、ブルべを意識しすぎて、色をまとめすぎでダサくなっている
まず、20代と30代の肌や目や口元の印象はかなり変わってきます。
20代のころはほとんどの女性がメイクをしなくてもきれいだし、可愛い印象なのがほとんど。
特に金星期は、放っておいても綺麗。
でも30代以降はそういうわけにいきません。毎日鏡を見ているからなかなかわからないけれど、表情筋がたるんで、シワが増えたり、法令線がはっきり見えてきたり、血色がなくなってきたり、様々なエイジングサインが出てきます。
私もすごく実感しています。スキンケアやサプリメント、食事などはそれなりに気を遣っていますので、すごく困っているわけではありませんが、元々目が大きかったため、若い時よりも目が落ちてきた印象はありますし、法令線も少しづつ存在が分かるようになったり。日によってはくすみが気になったりと、やはり20代と同じようにはいきません。
ちなみに、今どきのメイクって、VOGUEとかELLEとか、もしくは最新のセレブのヘアメイク見てもらうとわかりますが、
素肌っぽさが重要です。
肌はまるでお化粧していないかのようなのに、リップはお花が咲いたようなピンク色とか。
そういうメイクが主流です。
ファッションの聖地、パリでは昔からそんなメイクですからね。素肌に赤リップみたいな。
そんな抜け感が今っぽさになってます。
日本人は顔の造りが違うから似合わないって思うかもしれませんが、そう思ってしまう価値観自体がちょっと古いかもしれません。
顔の造りは、東洋人と西洋人は違うのは当たり前です。でもそれぞれの個性を活かしたメイクが主流なのです。
それに、東洋人が西洋人に寄せたメイクって変ですよね?
たとえば、カラコン入れたり、金髪にしたり。芸能人やモデルのようにコンセプトがあればよいと思いますが、普通の人がやるとちょっと変です。
あと、ファンデーションの塗り方とかベースの造り方ですね。
他のメイクレッスンを受けたことがあるお客様から伺うと、相当なファンデーションの量を使っている講師が多い印象。目のくまや顔のシミも完璧に隠すためにコンシーラーも沢山塗って隠しなさいと言われたなど。
でも、それが化粧崩れの原因になるし、表情の違和感になったりするんですよね。あと、顔って、影が無さ過ぎると、お面のような不自然な顔になります。必要な影は残した方が良いです。
あと、顔の色が黄色っぽくなりすぎると、野暮ったく見えます。黄色人種だから黄色やベージュのファンデーションという決まりはありません。強い赤みを消すならありですが、そうでもない場合は色選びは要注意。自分の肌の色とファンデーションの色が合わさることを考慮して色を選ぶべきです。ファンデーションで自分の素の肌の色を全て隠す必要はありません。ベールのように一枚薄い皮膜を重ねて、下の自分の肌を透けさせるくらいに思っていた方がベスト。素肌っぽさというのは、手抜きメイクではできません。ちゃんと工程があります。
ちなみに年齢が上がれば上がるほど、血色はなくなっていくので、イエロー過ぎるファンデーションはおすすめしないです。ちょっと極端ですが、80代、90代のおばあちゃんのメイクをするときは、赤みの入っているファンデーションしかほぼ使いません。
イエロー系のファンデーションは若い方が付けると、シュッとした健康的でクールな印象になりますが、年齢を重ねた人にそれをやると、黄ばみに見えてしまうこともあります。そういう時は、どちらかというと赤みの入ったファンデーションの方がおススメです。オレンジっぽいと言えばいいかな。でも、赤みが強すぎても、日焼けした感じに見えるので、加減って大事です。
あと、ポイントメイクだと色の使い過ぎメイクや、白浮きした青みピンクリップなどは、はっきり言ってダサいです。バブルです。ブルートーンのメイクも、塗り方を間違えるとバブルまっしぐら。50代のメイクアップアーティストさんが、好んでお客様にブルーのアイシャドウやネイビーのアイライナーをがっつり入れてメイクをしていたのを間近で見ていたのですが、正直、バブル!!って感じでお客様が気の毒でした。。。彼女が若いときにはそれが最新だったのかもしれませんが今は違います。そのメイクさん、今のトレンドのメイク情報を受け入れていないがゆえに古いメイクを引きずってしまっているのですね。。
あと、メイクが大好きな人にありがちなのですが、メイクのすべての工程に力入れ過ぎな人は、はっきり言って、パッと見ダサいです。パーツパーツは綺麗に整って見えるかもしれませんが、垢抜けているとは言えません。
今のメイクの垢抜け感は、自然で素肌っぽいナチュラルな顔にどこかエッジを効かせること。
色ムラが全く存在しないベースに、完璧すぎるグラデーションアイズ、ブラッグが効き過ぎのリキッドアイラインに、まつげばっちり。リップも赤やピンクでグロスもテカテカ。眉毛も並行眉でくっきりはっきり。
チークも何色を付けているか、パッと見でわかるぐらい濃いなど。シェーディング、ハイライトも完璧、みないな感じ。
こういうメイクをしている女性は結構多いです。メイク落としたら、どんな顔が出てくるんだろう?と思わせてしまうメイク。ここまでやってしまうとダサくなるんですよね。
やりたくなる気持ちはありますが、一旦、力、抜きましょう。垢抜けですから。
特に30代を超えたら、アイシャドウよりもリップに力入れた方が、垢抜けます。
アイシャドウは目元が明るく見える程度、にしておいて、リップを大胆にするとか。
不思議ですが、若い頃に似合わなかった色が、30歳を超えたら似合うようになったりします。
私もそうでした。30代を超えてメイクに悩んでいる方は、リップから変えるのもオススメです。
年齢が上がると、今度はリップがにじむという悩みが出てきます。これは日ごろから、ハリを持たせるリップ美容液を使ってリップにハリをキープしたり、リップライナーを使ってしっかり、フォームを作ってあげたり、口角部分にコンシーラーを入れて整えてあげることが重要になってきます。
また、メイクって色をのせるだけがメイクでもないんです。
水水しさを演出するツヤやラメ、落ち着きやモードを表すようなマットな質感など、
質感自体もメイクに入ります。必要な光と影があります。
マットって乾燥するってイメージがあるようですが、今のマット系リップってすごく優れたものが多く、乾燥しにくいものが多いんです。
色と質感を理解できるようになると、メイクって面白いし、垢抜けます。
あと、髪の毛を明るめに染めているアラフォーアラフィフ女性に多いけれど、髪の毛の色に合わせたのか?眉毛に付けた眉マスカラが変に浮いている人がいます。
眉毛って、若さを象徴するパーツなんですね。つまり、薄ければ薄いほど、老けて見えるんです。
あと、薄く色を付けた眉毛も、一昔前のメイクです。
そういう時は、眉マスカラではなく、アイブロウパウダーの色などを工夫してみると良いです。
しかし、ものすごくポップな色とか鮮やかなアイシャドウをのせるときは、眉マスカラで調節することをオススメします。
眉毛も自分に似合う眉毛の描き方ってあります。それも理解していない一般のメイク講師は多いです。
海苔みたいな眉毛になっている方も多いし、不自然な眉山や眉尻の位置になっている方もいます。
それもきちんと知っていないと、垢抜けないです。
あと、私があまり好きではないパーソナルカラーねw
ある程度の年齢までは、イエベ、ブルべ、両方似合う人多いですよ。だから自分に似合う色をそんなに区別して決めつけなくたっていいです。トライしてみたい色に合わせて、別のパーツを調節すればいいんですから。
メイクって洋服と違って、自分の肌の色が透けるでしょ?どんな色をのせても。
だから、結局そこまで気にする必要ないし、どんな色も似合わせること出来ますよ。
最後はヘアやファッションも上手く組み合わせられるようになるのが、大事かな。
私はファッションコーデはメインにやっていないので、まだ何とも書けませんがw
でもファッションとメイクの合わせ方などは聞いていただけたらお答えできます。
まとめると、大切なことは今の年齢に合った自分のメイクを知ること、色と質感のバランスの扱い方をしること、若々しさを与えるポイントを知ること、今っぽさの意味を知ること、それがメイクで垢抜ける近道なのかと思います。
メイクで垢抜けなくて困った時に、少しでも参考になればなって思います。
Nao
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